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平成29年度1月知事定例記者会見(平成30年1月11日)の要旨について

ページID:0011256 更新日:2018年1月12日 印刷ページ表示

日時:平成30年1月11日(木曜日)

 11時00分~11時32分

場所:知事会議室

 

(NHK(幹事社))

 県内の有効求人倍率が過去最高水準で推移している一方、労働力確保が課題となっているが、県内の労働力不足に対する現状認識と今後の対策はどうか。

 

(知事)

 県内においては、緩やかなながらも景気回復基調が続いておりますが、その中で雇用環境は改善を続けておりまして、昨年は、有効求人倍率が10月に1.59倍、正社員有効求人倍率も11月に1.09倍と、過去最高を記録するなど、この数字だけを見ますとバブル期を上回る高水準で推移しており、今後も経済情勢に大きな変化がなければ、この傾向が続くのではないかと分析しています。

 ただ、バブル期と比べますと、ちょっと異質な点がありまして、企業の求人数そのものは微増であるけれども、一方で求職者数がかなり減少しているということで、このあたりがこの有効求人倍率の高い数値につながっています。これはおそらく東日本大震災での集中的な雇用発生、東京オリンピックに関連する関東エリアにおける急激な求人発生、この二つが地方の求職者数の減少ということに結び付いているのではないかというふうに思っております。

 一方、少子化や若者の県外流出もございます。生産年齢人口が減少傾向にあるわけでありまして、企業サイドからは、「最近、必要な人材確保が難しくなってきている」、「人手不足で、受注を見合わせたり、業務拡張のチャンスを生かせない等の支障が出ている」、「売り手市場でパートやアルバイトの賃金が上昇し、経営環境が厳しくなっている」と、こういうような、業種や企業規模により濃淡はあれども、人手不足が深刻化しているとの声が聞こえてまいります。民間信用調査会社の意識調査でも、正社員が不足している企業が5割を超えるなど、人材確保が大きな課題になってきております。

 人手不足の状況を打開し、労働力を確保するためには、まず第一に女性、高齢者、障がい者等の潜在的労働力の掘り起こし。第二に、次代を担う若者の県内定着。第三に進学や就職で県外に出た人材などを呼び込むUIJターンの促進。第四に外国人労働者の拡充。こうした対策に粘り強く取り組むことが必要であると認識しています。

 県では、これまで、まず高齢者の派遣就業を支援するとともに、「ひめボス」の推進や「えひめ子育て応援企業」の認証などによりまして、女性が働きやすく能力を発揮できる環境整備を図るほか、障がい者の就労先開拓や企業の理解促進などに取り組み、障がい者雇用の促進に努めている一方で、若者に対しましては、ウェブサイトによる県内企業の魅力発信や職場見学会など多様なマッチング機会の創出に努めるとともに、中高生向けスゴ技企業の紹介冊子の作成・配布や、中学生による職場体験学習の拡充等により、地元企業への愛着と理解を促進しているところでございます。また、大都市圏の本県出身学生を県内就職に結び付けるため、合同会社説明会の開催や、県内企業でのインターンシップ受け入れ体制を整備するとともに、東京・大阪に職業紹介窓口を開設しまして、学生等のUターン就職に関する相談や職業紹介を行うこととしているほか、経済ミッションの機会等を活用した外国人技能実習生の受け入れ支援や、愛媛大学の留学生就職支援プログラムへ参画するなど、外国人人材の拡大促進にも取り組んでまいりました。また県内企業の合同会社説明会の際には片道の交通費支給等のきめ細かな対応もしているところであります。

 さらに、昨年10月には、県と民間企業の共同で、県内求人情報や移住情報をスマホ等からまとめて探せる新しい求人移住総合情報サイト「あのこの愛媛」を開設したほか、来年度に向けまして、企業の生産性向上を図るとともに人手不足対策としても活用が期待されるAIやIoT、ロボット等先端技術の導入促進や、産業界の意見を聴きながら、人材確保支援策を検討しているところでございます。

 今後とも、国や経済団体等と連携を図りながら、地域経済の基盤をなす産業人材の確保対策にあらゆる方面から全力で取り組んでまいりたいと思います。

 以上です。

 

(朝日新聞)

 先ほど話のあった、経済交流ミッションの関係で、来週、カンボジアを訪問して技能実習生の協議会が協定を結ぶと思うが、今後、カンボジアからの技能実習生の受け入れに向けた期待などあれば。

 

(知事)

 はい。これまでもですね、ベトナム等、その前は中国が中心でしたけれども、ベトナム等の技能実習生の受け入れの後押しをする協定を進めてまいりました。その効果として、今、県内、ベトナムの関係者かなり来ていただいています。ベトナムも経済成長が続いていますので、やがて飽和状態を迎える可能性がありますから、次の手を今のうちから打っておくということで、カンボジアに今回行くことになりました。

 ただ、カンボジアは今、人口が1500万人くらいで、他のアセアン諸国と比べると、人口規模は小さく経済力もまだまだの国でありますので、そこに何かモノを売り込むというよりは、技能実習生を中心として人の確保というものが、今回の訪問の主たる目的になりますので、また新たなルートができることを期待しています。

 

(愛媛新聞)

 来年度以降、企業の生産性向上にAIやIoT、ロボットなどを活用するということだが、県内企業、特に中小企業が多い中で、どのようなサポートが必要と考えているか。

 

(知事)

 ご案内のとおり、先般、県庁内に若手のプロジェクトチームを立ち上げさせていただきました。その中間報告でもですね、県庁業務へのAIの活用という視点と企業でのAIの活用の視点等、いろんな提案が出てきたところでありまして、来年度予算で経済界の意向等も十分に聞きながら、何がフォローとして役に立つことに直結するのかを分析した上で、県のサポート体制を整えていきたいというふうに思っています。

 それから一つ。分析の中でですね、業種もしっかり見極めておく必要があると思うのですが、特に人手不足が深刻化しているのが、医療・福祉、それから製造業、建設業、卸売・小売業、運輸関係、この分野が特に深刻な状況にあると認識しています。

 

(愛媛新聞)

 カヌーの小松選手が他の選手から禁止薬物を飲料に混入されるという被害にあった件について、知事の受け止めはどうか。

 

(知事)

 正直言って考えられない事態が起こったと認識しています。

 オリンピックを目指すアスリートであれば誰もが(その舞台に立つことを)夢見るわけですけれども、普通の感覚で言えば、自分自身の足らざるところを努力や練習で補って成長を図っていくということに尽きるんですけれども、その道ではなく、ライバルの足を引っ張るということで浮上するという、正直言ってスポーツ選手としてはあり得ない発想、行為だったと思います。

 そういう中でですね、その対象になったのが、愛媛県の国体でも活躍してくれた小松選手だったということで、本当に驚きを禁じ得ませんし、また小松選手のコメントを聞いておりますと、長きにわたって親しかった方、尊敬する先輩という間で、この件に関してもいろいろ相談をしていたということですから、その精神面でのショックは計り知れないものがあるのではないかなというふうに思っています。

 小松選手は、まだまだ若いですし、先般のえひめ国体でのご本人の活躍はもとより、大洲市を拠点に高校生のジュニアの指導をしてくれていました。その指導を受けた少年たちが国体で入賞するなど、本当に素晴らしい実績を残してくれています。県外出身ではあるんですけれども、前にも申し上げましたように、今回の国体で県外から愛媛県選手団に加わった方の8割以上が(愛媛県に)残るんだと、この地において競技力向上や指導者の道を歩むんだという意志を表明してくれていますが、小松選手もその中の一人でございます。あくまでも大洲に拠点を置いて東京オリンピックを目指すという意志をはっきりと言っていただいている方なので、そのメンタル面のケアというものをですね、カヌー関係の皆さん、そしてまた県民の思いやりでですね、一日も早く正常な状況で練習に没頭できる体制をつくってあげたいなと個人的には思っています。

 

(愛媛新聞)

 ドーピング対策といっても難しいところもあると思うが、何か考えていることはあるか。

 

(知事)

 これは本当に競技団体が管理するしかないんですけれども、今回のような件があったことを受けてですね、一層各競技でいろんな対策が進められていくことを期待しています。

 ただ私は、本当に今回まで知らなかったんですけれども、小松選手のように故意でない場合でも、誰かにそういうふうなことをされてドーピング反応が出てしまった場合でも、ルール上、通常2年間の資格停止になるそうなんです。これはどうなのかなという気がいたします。

 今回は、特例措置として、速やかに復帰ができるということですけれども、残念ながら日本選手権の記録は抹消されてしまうと。本当にどうやっても防げないようなときもあると思うんですね。やはりそういうときは、今回のように特例というのをしっかりとやっていただかないと、夢を追いかけている選手たちがかわいそうに思えてなりません。今回の措置は、それは特例で良かったなというふうに、ほっとしています。

 

(南海放送)

 関連して、今、小松選手は県競技力向上対策本部のスポーツ専門員だが、当然、予算の関係もあるとは思うが、今後、愛媛県として小松選手にどういうサポートを考えているのか。

 

(知事)

 選手育成としてですね、オリンピックを目指しているフォローを予算面でもしますし、また県民の皆さんにそれを納得いただくために、ジュニアの育成という指導を行っていただくことで、その価値というものが生まれてくると思いますので、よくよく連携しながら、ジュニアの育成にも力を貸していただきながらオリンピックも目指していただくというフォローをしていきたいなと思っています。

 

(南海放送)

 今回の事件が明るみになって以降、知事が小松選手と話をする機会はあったのか。

 

(知事)

 私はまだないですけれども、メッセージは送っています。

 

(南海放送)

 どのような。

 

(知事)

 こういうことに負けないで、平常心で1日も早く練習に集中してほしいというような内容で送っています。

 

(あいテレビ)

 小松選手も、加害者の鈴木選手も、えひめ国体に出場して、共に入賞していると思うが、国体では、特にトラブル等は把握していないか。

 

(えひめ国体推進局長)

 特に、それはないです。

 ただ国体の中の競技の順位で、鈴木選手が3位、小松選手が4位という競技が一つありましたので、それが今後、日体協の中で鈴木選手(の成績)が取り消された場合に、小松選手が4位だったものが3位に繰り上がる、点数も1点だけですが上がるということは、今、日体協では検討されています。

 

(あいテレビ)

 国体でもドーピング検査はしたのか。

 

(えひめ国体推進局長)

 抜き打ちで、どの競技に入るかは分からないのですけれども、全種目ですね、一応、ドーピング検査の対象にはなりますので。

 

(知事)

 ちなみにちょっと国体を振り返ってみますと、小松選手はカヤックシングル200メートルで2位、それから500メートルで今言った4位の成績で、それからもう一つ、小松選手が指導してくれた高校生、少年男子カヤックフォア500メートルで6位、200メートルで5位、少年女子カヤックシングル200メートルで7位と、こういった次世代の育成は、結果としてしっかりと出ているということをご報告させていただきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 香川県で鳥インフルエンザ疑いが出ているが、愛媛県の対応はどうなっているのか。

 

(知事)

 はい。昨日ですね、香川県さぬき市の養鶏場、昨日の時点で、10万羽という報道が出ていましたが、5万羽だそうです。ここで四国で初めての高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が確認されました。昨日の時点で検査結果が出ると聞いていたんですが、今この時点でもまだ確定していません。何せ国内でも今シーズン初の事例なので慎重にやられていると思いますが、今日の夜ぐらいに確定するのではなかろうかと思います。

 愛媛県では、昨日の段階で、直ちに100羽以上飼育する全ての養鶏場、対象で言いますと151農場、384万6千羽、ここに情報提供と注意喚起を行わせていただきました。その結果、これまでのところ異常がないことを確認しております。

 けれども、隣県での疑い事例の発生でありますので、今後、本県へのウイルス侵入も危惧されることから、本日午後に、緊急防疫会議を開催いたしまして、家畜保健衛生所の防疫担当者に対しまして、鶏舎周辺の消毒や異常時の早期通報、野生動物の侵入防止等の防疫対策の再徹底を指示することとしています。会議は、今日の13時30分からドーム会議室で行います。

 さらに、発生確定を受けまして、県内全ての養鶏場に対し、消毒用消石灰約100トンを緊急配布することとしておりまして、鶏舎及び農場周辺に消石灰を散布することにより、本病の発生予防に努めていきたいと思っております。

 以上です。

 

(南海放送)

 四国内で初めての発生ということについては、どう受け止めているか。

 

(知事)

 そうですね、愛媛県は、これまで九州で発生した時も、万全の態勢で、担当職員、一羽たりとて発生させまいという強い思いを共有しながら対応に当たってきたこともございますので、これまで発生事例はないんですけれども、今度は、より近い隣県でありますから、これまで以上に緊張感を持って対処していきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 ハワイのえひめ丸の慰霊碑のある公園が再開された件についての受け止めはどうか。

 

(知事)

 そうですね。この公園につきましては、もうご案内のとおり、平成13年のえひめ丸事故の発生以来、その後のさまざまなやりとりを積み重ねる中で、ご遺族の皆さんの意思も、未来志向にというふうなお気持ちをいただいてですね、ハワイと愛媛県との交流が続けられてきました。もちろんホノルルと宇和島もそうなんですけれども。

 その象徴たるものが公園内にある慰霊碑だと思います。通常、アメリカの価値観で言えば、沈んだ船を引き揚げるということはしないという感覚、価値観を持っているんですが、日本側の強い要請に基づいてですね、船体を引き揚げてご遺体を回収するということになりました。その船のいかりでありますから、もうこれは二度とこのようなことを起こすまいという強いメッセージであるとともに、先ほど申し上げたハワイと愛媛県の友好の証しでもございます。

 ハワイの関係者の皆さんも、その思いを共有していただいて、清掃活動なども繰り広げていただいてまいりましたので、それが閉じられてしまったということは、本当に残念極まりないことでありました。公園が閉鎖されたと同時にですね、ハワイの関係者とも連絡を取りながら、再開についての要請を出し続けてまいりましたけれども、その思いが届いたことで、一つ安堵はしています。

 ただ、あちら側の治安のこともありますので、今後もまだまだ予断を許さない状況が続いていくと思いますので、十分情報をキャッチしながらですね、今後とも開放が続けられるよう、ハワイとの接点を持っていきたいと思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 4月に開学する加計学園の獣医学部に関して、県から今治市への補助について検討を進めていると思うが、現在の検討状況はどうか。

 

(知事)

 今、第三者委員会でさまざまな議論がなされていますので、基本的には、その結果を待たなければなりませんが、ご案内のとおり、愛媛県もオブザーバー参加をしておりますので、愛媛県の立場でも、例えば事業費の精査とかですね、そういったことを原課で一緒になってやっていますので、愛媛県側の尺度というものも十分に伝えていきたいというふうに思っていますので、その上で第三者委員会が結論を出してくれるのではないかなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 では、第三者委員会の結論が出ていない段階では、いつ予算計上するかも分からないということか。

 

(知事)

 まだ分からないですね。

 ただ、愛媛県の現場の職員も、かなりの密度で精査の作業はしております。

 

(南海放送)

 関連して、開学は4月だが、次の2月の議会の当初予算に計上しないといけないというわけでもないのか。

 

(知事)

 まあ、(第三者委員会の結論が)出てからの話なので、それが例えば全然まだ出せる状況じゃないというのだったら2月は計上できないし、出たらその時考えたいなと思っております。

 当然のことながら、県がどうするということがまず最初になると思いますけれども、その後に議会の議論がありますので、やはりちゃんとした基準というものをしっかりと決めた上で補助の事業を起こさないと、議会で通ることもないと思っていますので、そこはきっちりと理詰めでやっていきたいと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 先ほど、県として事業費の精査の密度を上げてということだったが、今の時点で、精査は大体何割程度まで進んでいるのか。

 

(知事)

 何割というのはちょっと分からないですね。単価をチェックしたり、多分すさまじい項目数になると思いますので、彼らは専門家ですから現場に任せていますので、今の途中段階で何割ということは、私自身は分からないですね。

 

(朝日新聞)

 県での精査というのは、今治市の第三者委員の枠組みの中で行っているのか、それとも別の枠組みとして県の担当課で行っているのか。

 

(知事)

 県の方でやって「こうじゃないですか」という意見を、オブザーバーですから、そういう情報提供はしたいと思っています。

 

(朝日新聞)

 じゃあ、それをオブザーバーとして伝えているわけだから、今治の第三者委員の結果というのは、そういう県の精査も入ったものになるということか。

 

(知事)

 当然入ると思いますね。

 

(朝日新聞)

 県の結果が今治の第三者委員とは別に出るというわけではないと。

 

(知事)

 ないです。

 

(読売新聞)

 先ほど2月当初に予算出るかどうかという話の中で、「出てからの話」というのは、「第三者委員の結論が出てからの話」ということで間違いないか。

 

(知事)

 そうです。もちろんそうです。

 

(南海放送)

 先日、郷選手が平昌五輪出場の報告に来たが、あらためて郷選手にかけるメッセージと知事が実際に応援に行くのかどうか。

 

(知事)

 そうですね。皆さんもお感じになられたと思いますけれど、郷さんは本当に愛媛県への思いがすごく強いんですね。実は、今回(の平昌五輪出場の報告も)日本代表チームの宮崎県合宿を終えて、その足でこちらに報告に来てくれました。かつ、翌日にはもう既に愛媛から長野入りしています。それで、そのまま合宿に入って、2月に長野から選手団として平昌に行くと聞いています。

 そういう日程の中で愛媛県に足を運んでくれた郷さんの愛媛に対する感謝とその思いは、せひ皆さんも多くの県民に伝えていただけたらなとお願いをしたいと思います。

 その上で、本当に、この1、2年、愛媛に来てからの環境が彼女をたぶん強くしたんだと思いますし、スケート連盟の方にお聞きしますと、北海道ですから、スケートをやっている方はたくさんいる。国体やいろんな全国大会で優勝する選手もたくさんいる。だから、優勝してもそう大きく取り上げられることもなかったそうなんですね。そういう中で、えひめ国体で、みんなが感謝して良かった良かったと言ってくれたことで、彼女が愛媛に来て国体の選手になって、地域のために、応援してくれる人のために走ることの生きがい、喜びを知ったということを言っていました。それが大きな力になったのは間違いないということをおっしゃっていました。

 だからこそ彼女は、なんとか結果を出してメダルを愛媛に持ち帰りたいということを言ってくれたので、もう心から期待をしています。残念ながら、日程的に私は平昌に行くことはできないと思いますけれども、皆さんぜひ取材で、会社の理解が得られたならば、安い運賃のチェジュ航空を活用して、あの聞いたらですね、平昌周辺は宿泊代が高いらしいんですけれども、期間中は深夜の1時までソウル往復の新幹線が走るそうですので、ソウルの安宿に泊まれば、かなり合理的な予算で取材ができると思いますので、よろしくお願いします。

 

(南海放送)

 県の方々で応援を。

 

(知事)

 県は、誰かは行ってもらおうかなと思います。

 あと、愛媛県のスケート連盟の方たちが行くそうです。

 

(愛媛新聞)

 スポーツ関連で、高校野球にタイブレーク制が導入されることについての受け止めはどうか。

 

(知事)

 そうですね。一昔前と高校野球の質が本当に変わってきているなと感じるんですけれども、例えば、かつてだったら135キロぐらいの球を投げるピッチャーがいれば、コントロールと駆け引きで守備を固めて上位を狙えるという時代でしたけれども、今はもう145キロ、150キロ(の球を投げる)という投手が当たり前のように複数存在するチームが増えています。

 まあそれだけ体も大きくなってきたんだと思いますけれども、かなり無理はしていると思うんですね、トレーニング方法も含めて。だから、昔よりもかなり負担が高い投げ方になっていると思いますから、同じ感覚で球数を投げさせて酷使すると疲労が蓄積していくことは間違いないので、彼らの将来を考えた場合、ゲームとしては、やはり18回延長で0対0とか、ドラマチックであるのは間違いないんだけれども、やむを得ないのかなというふうには思いますね。

 

(愛媛新聞)

 決勝は例外にしてほしいというような意見もあるようだが。

 

(知事)

 許されるならばね。やはり我々は小学校の頃に、(甲子園決勝戦の)松商と三沢の0対0(引き分け再試合となった試合)をテレビで生観戦した、あの異様な時間帯、手に汗を握るようなスリリングな展開というのは、やはり生涯忘れられない思い出なんですよね。だからそういう試合が見たいという人の気持ちも理解できます。


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