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平成24年就業構造基本調査 就業を取り巻く環境(その2)
(4)初職就業時の雇用形態と初職継続者
「平成19年10月から平成24年9月」に初職に就いた者の4割近くが「非正規就業者」
- 雇用者(役員を除く)のうち、昭和62年10月以降に「非正規就業者」として「初職」に就いた者の割合は、「平成19年10月から平成24年9月」の37.8%で最も高い
- 「平成19年10月から平成24年9月」に「非正規就業者」として「初職」に就いた者の割合をを男女別にみると、男性24.8%、女性49.0%
「平成19年10月から平成20年9月」に初職に就いた「非正規就業者」のうち、初職継続者は56.6%
- 「平成19年10月から平成20年9月」に初職に就いた初職継続者のうち、「初職」が「正規の職員・従業員」であった者は63.6%、「非正規就業者」であった者は56.6%
- 「平成19年10月から平成20年9月」に初職に就いた初職継続者のうち、「非正規労働者」を男女別にみると、男性の初職継続者は53.8%、女性は57.5%
(5)職業訓練・自己啓発
過去1年間に職業訓練・自己啓発をした者は15歳以上人口の23.1%
- 過去1年間(平成23年10月から平成24年9月)に職業訓練・自己啓発をした者は28万4千人で、15歳以上人口の23.1%
- 有業者で職業訓練・自己啓発をした者は24万7千人で、15歳以上人口全体に占める割合は20.0%(男性11.4%、女性8.6%)
- 無業者で職業訓練・自己啓発をした者は3万8千人で、15歳以上人口全体に占める割合は3.1%(男性1.3%、女性1.8%)
- 年齢階級別にみると、有業者では25歳から54歳までが、無業者では15歳から24歳までが、それぞれ高い実施率となっている
有業者のうち「正規の職員・従業員」で職業訓練・自己啓発をした者は23.9%
- 「正規の職員・従業員」で職業訓練・自己啓発をした者は、有業者全体のうち23.9%(男性15.1%、女性8.8%)
職業訓練・自己啓発をした者の割合が最も高いのは「医療・福祉」
- 産業別で職業訓練・自己啓発をした者の割合が高いのは、「医療、福祉」(構成比7.8%)、「製造業」(同4.4%)、「卸売業、小売業」(同4.4%)
就業希望者で職業訓練・自己啓発を行った者の割合は、求職者が2.3%、非求職者が1.3%
- 無業者のうち就業希望者で、職業訓練・自己啓発を行ったものは、求職者1万3千人(構成比2.3%)、非求職者で7千人(同1.3%)
(6)育児・介護と就業
育児をしている者の割合は35~39歳で最も高い
- 15歳以上人口のうち、育児をしている者の割合は、「30歳~34歳」で2万8千人、「35歳~39歳」で3万3千人
- 育児をしている女性の有業率は、30歳以上の年齢階級で、いずれも50%を超える
介護等をしている者の割合は60歳~64歳で最も高い
- 15歳以上人口のうち、介護・看護をしている者の割合は、「55歳~59歳」で1万5千人、「60歳~64歳」で1万6千人
育児・介護等のために前職を離職した者の割合は、男性で増加、女性で減少
- 育児のために前職を離職した者は3万3千人で、男女の構成比は、男性が1.2%、女性が98.8%
- 平成19年と比べると、男性は0.9ポイント上昇、女性は0.9ポイント低下
- 介護・看護のために前職を離職した者は2万人で、男女の構成比は、男性が18.4%、女性が81.6%
- 平成19年と比べると、男性は3.0ポイント上昇、女性は3.0ポイント低下