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さくらひめは愛媛県が育成した、シネンシス系デルフィニウムです。平成27年2月18日に品種登録されました(品種登録番号23846号)。デルフィニウムは青色の花色を持つ品種が多いのですが、この品種はさくらのような薄いピンク色をしているのが特徴です。またピンク色の従来品種より生育が良好で、草丈が高く、枝数と花数も多いため、ボリューム感があります。
中予地域では、以前より、フラワーアレンジメントに使用するユーカリなどの枝物の栽培が盛んで、近年、その栽培は東予地域にも広がっています。花き研究指導室ではより商品価値の高いユーカリやビブルナム・ティナスなどの優良系統の育成に取り組んでいます。また、種苗の安定供給のために、枝物の効率的な増殖技術についても併せて試験を行っています。
鉢物栽培において、夏場の気温上昇に対応するため、局所冷房等の検討を行っています。
花き栽培のDX化を図るため、低コストIoT機器の試作、運用を行い、知見の集積を図っています。
農林水産研究所 農業研究部 花き研究指導室
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