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平成31年度当初予算及び平成30年度2月補正予算の知事査定に係る知事共同取材(2月1日)の要旨について

ページID:0011081 更新日:2019年2月4日 印刷ページ表示

日時:平成31年2月1日(金曜日)

 10時00分~10時14分

場所:愛媛県庁本館4階会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 まず、当初予算と補正予算の編成方針はどうか。

 

(知事)

 まず、今年度は、昨年の選挙で公約を出させていただき、この仕事をお任せいただきましたので、第3ステージの初めての予算編成ということで、公約どおり、当初の予算編成に当たりましては、まず第1に西日本豪雨災害からの復興支援、復旧・復興を最優先課題として位置付けさせていただいております。

 それから、3本柱の「防災・減災対策」、「人口減少対策」、「地域経済の活性化」の柱、この取り組みを深化させるほかに、公約にも新規施策をかなり盛り込みましたので、芽出しについての予算も含みながら、公約を本格化させていきたいというふうに思っております。

 特に、豪雨災害を踏まえた防災機能の強化につきましては、検証内容を今、専門家を交えた委員会に委ねていますけれども、もうそれを待つまでもなく、この時点で盛り込まれるであろうということが見えているものについては、先取りして当初予算に施策を盛り込んでいきたいというふうに思っています。

 また、昨年の4月に立ち上げたデジタルマーケティングの関係をさらに深めていくため、最新のIT技術の活用をさまざまな分野でチャレンジしてみたいということと、それから今年5月には、初めてとなります(大型クルーズ船)ダイヤモンド・プリンセスが入港しますし、それから7月には、エバー航空が松山-台湾の直行便を定期就航することになりましたので、その準備。そしてまた、G20愛媛・松山労働雇用大臣会合や日中韓3か国地方政府交流会議、この受け入れの準備を進めていきたいというふうに思っております。

 その他にも商工・観光業の振興を図るほか、子ども・子育て世帯への独自支援制度の充実や、農林水産業の体質強化などの重要課題にも的確に対応していきたいと思います。

 さらに、国の方で補正予算を組みますので、それに即応しまして、防災対策やTPP対策などに対応する2月補正予算も組ましていただき、切れ目のない対応をしていきたいというふうに思っています。

 規模につきましては、西日本豪雨災害への対応が大体200億円以上になるのではないかというふうに思いますので、昨年度は上回る予算規模、2期8年で一番大きかった予算規模が、6,400億円ぐらいだったと思いますけれども、西日本豪雨災害のことも踏まえますと、それを上回る就任以来では最大規模となる当初予算を組んでいくことになろうかと思います。

 主な項目ですけれども、西日本豪雨災害につきましては、被災児童生徒等に対する就学等の支援、かんきつ園地の再編復旧に向けた調査設計やかんきつ農家の経営再建の支援、被災事業者のグループ補助金活用に向けたきめ細かな支援、それから現在進めている豪雨災害の初動検証の内容を先取りしたハード・ソフト両面からの防災機能の強化、それからこれもまた災害後に決まりました肱川の治水対策、10年前倒しということで平成35年度(2023年度)までの完成を目指して、国・県が一体で取り組む施策の実施、このあたりが柱になると思います。

 防災・減災対策は、緊急避難道路の整備、河川・海岸・港湾・ため池等の改修・補強、自主防災組織の中心的役割を担う、これも公約に掲げた防災士養成の加速化。

 人口減少対策については、子ども・子育て世帯への独自支援制度の充実、「あのこの愛媛」を活用した雇用・移住マッチングの促進。

 地域経済の活性化につきましては、「すご味」、「すごモノ」サイトを再構築しまして、IT技術を駆使した営業活動を展開したいと思います。また、えひめさんさん物語の開催による東予東部地域の魅力発信、デジタルマーケティングを活用した国内外からの誘客の促進、そしてまた、台北便、ソウル便、上海便の安定運航と路線維持に向けたイン・アウト両面からの側面支援、外国クルーズ船の受け入れ態勢の整備と誘致促進、そして国際会議の充実。

 また、農林水産業では、新しく開発した「ひめの凜(りん)」、お米ですね、この生産体制の整備とブランドの構築。また、森林環境税の導入によって大幅に変わる可能性がある森林行政ですね、市町連携による新たな森林管理システムの推進。

 そして、医療・福祉では、県立新居浜病院の建て替え。また、介護現場へAI活用ケアプランやICT機器の導入の支援を行うこと。

 教育・文化では、県立学校へのICT環境の整備やいじめ防止対策の強化、そして愛媛国際映画祭の開催。

 スポーツ関係では、東京オリンピック事前合宿等の受け入れ・交流事業の実施。また、スポーツ専門員を活用した競技力向上対策の推進。

 最後に、IT技術の活用や外部委託の推進による業務事務の効率化などに重点を置いて取り組みたいと思います。

 なお、岡山理科大学獣医学部に関する今治市への2年目の支援についてですが、国の方で、その後、許認可を巡っての議論というのは何ら変わっていないということを踏まえたこと、それから現場でしっかりとした大学運営がなされて、学生たちががんばっていることを踏まえて、2月補正予算に計上することとしています。

 以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 予算規模について、200億円程度の西日本豪雨対策費が盛り込まれるというのは、当初予算の方か。

 

(知事)

 当初予算です。

 

(南海放送(幹事社))

 補正予算の方の規模は、どのくらいになるのか。

 

(知事)

 補正予算は、どれくらいの規模になるの。財政課長。

 

(財政課長)

 補正には、プラス、マイナス。減額補正も入りますので。

 

(知事)

 減額も入りますので、金額だけ見てもちょっと中身が見えてこないようなことになろうかと思いますので、後ほどまた。

 

(南海放送(幹事社))

 補正に盛り込まれる中身は、先ほどの防災対策やTPPということか。

 

(知事)

 そうですね。もう国の補正予算に対応するものということでございます。

 

(南海放送(幹事社))

 それプラス加計学園獣医学部への補助というような。

 

(知事)

 はい。

 

(朝日新聞)

 加計学園獣医学部への補助というのは、去年、算出された額に従ってということになるのか。

 

(知事)

 そうです、はい。当初どおり。もちろん前にも申し上げましたように、国の手続き上の問題が発生した場合は別の話になります。このことについては、国への確認をしていて、大丈夫なんですか、問題ありませんね、という確認はした上での判断になります。

 

(朝日新聞)

 今のところ考えている額というのは、当初の額、3年で30数億円ということで。

 

(知事)

 3年計画の2年目の額です。変わっていないです。

 

(愛媛新聞)

 ちなみに2年目の額は、いくらになるのか。

 

(知事)

 10億円くらいです。ただし、これ今治市に対して支出するということになります。うちはあくまでも今治市。

 

(愛媛新聞)

 豪雨の関係で200億円という、これを除くと予算規模は昨年度と比べて同規模ということか。それとも下回るのか。

 

(知事)

 それでも膨らむんじゃないかなと思います。新しいこととか、防災・減災対策とか進めていきますので。

 

(愛媛新聞)

 ということは、西日本豪雨関連を除いても昨年度は上回るという。

 

(知事)

 そうですね。

 

(財政課長)

 若干減るかもしれないです。

 

(知事)

 これから査定して、できるもの、これはやめようというものが出てくると思いますので、ちょっと何とも言えないですね。ごめんなさい。

 

(NHK)

 豪雨関連で200億円ということで、この豪雨で増える部分は、基本的に国の財政措置とかの部分になってくるのか。

 

(知事)

 全部というわけではないです。ただ、激甚指定を受けていますから、補助率はその分かさ上げになっているので、その裏付けがあるが故に予算を思い切って組むことができると。ここにまさにこだわったので、早期に国に折衝して激甚指定の要請を続けたという背景があります。

 

(愛媛新聞)

 組織改編の予定はあるのか。

 

(知事)

 組織の変更ですか。若干あります。まだ今、人事の配置も決まっていないので、昨日も夕方議論していたくらいですから。まだそれからですね。

 

(南海放送)

 今、行っている初動対応の検証結果を待つことなく先取りして予算対応ということだったが、具体的にはどういったことを。

 

(知事)

 そうですね。例えば、通報連絡体制であるとか、あるいはその中でも特にスピーカーが聞こえなかったことをどう解消するのか。これはもう検証結果を待つまでもなく確実に指摘されることだろうと思いますので、今の段階でより良い案があれば、早くやっておきたいなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 子育て世帯への独自支援というのは、これは公約で掲げていた基金のようなものということになるのか。

 

(知事)

 特にですね、基金をどうするかというふうなことを、この段階でまだ議論していないですから、これからですけれども、それを盛り込むのかどうかとか、それから松山市の一部の市議や市長さんから要請のある中学生以下の医療費無料化の補助率について、議論をするということになろうかと思います。

 

(あいテレビ)

 財政が厳しい中で、過去最大に迫る規模の予算になりそうだということだが、そうなった理由は何か。

 

(知事)

 これはもう災害対応に尽きますね。

 私が就任した時に、例えば財政調整基金で言うと200億円ぐらいで引き継がせていただきましたが、その後、いざという時の備えのために400億円ぐらいまでは積み増しをしていました。これは、ただ単にため込むことが目的ではなくて、いざという時、大きな災害があった時に思い切った措置ができるようにという準備だったんですけれども、まさにそれが起こったので、ここは思い切ってやる時というふうに思っています。ただ、それをやっても引き継いだ時の財政調整基金を下回ることはないようには配慮したいなというふうには思っています。

 

(あいテレビ)

 多少は財調を取り崩しながらという。

 

(知事)

 はい。それともう一つは、先ほども申し上げた、国への要請で受けた激甚指定の補助制度もフル活用するということになるんだと思います。

 

(あいテレビ)

 災害対応を除いても昨年度並みの規模になりそうということだが、その辺は、公約の芽出しとかそういうことになるのか。

 

(知事)

 もちろんそうです。公約というものをもって選択していただいていると思いますので、それはしっかり守っていきたいと思っています。


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