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梅雨前線豪雨被害に係る知事共同取材(7月7日)の要旨について

ページID:0011347 更新日:2018年7月8日 印刷ページ表示

日時:平成30年7月7日(土曜日)

 19時02分~19時10分

場所:第一別館3階エレベーターホール

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 まず、あらためて、現時点で少なくとも16人の方が犠牲になられているが、今回の災害をどのように受け止めているか。

 

(知事)

 はい。愛媛も含めて、西日本を中心に、これまで経験したことのない記録的な雨に襲われました。その結果、広範囲にわたって大きな被害が生じているわけですけれども、特に16名、この時点で16名もの方々が尊い命を失われたこと、本当に残念で、心からお悔やみを申し上げたいと思います。

 また、それにとどまらず、今なお7名の方の安否の確認ができていないという現実、さらには、救助を待たれている方も大勢いらっしゃいますので、今後とも、県、市町、それから防災関係団体、しっかりと連携しながらですね、全力で対応していきたいというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 人命を救う上で、今後、課題となってくる面というのは、どういったところが考えられるか。

 

(知事)

 そうですね、気象状況が悪いので、本当に、悔しいのが松山空港にヘリコプターが降りられないという状況だったので、ヘリコプターの活用が今日できなかったということが本当に残念でなりません。これだけは、どうしょうもないことなので、致し方ないんですけれども、その中で可能な限りのことを、それぞれの機関がやってくれているというふうに思っています。

 これから深夜、明日にかけて、雨は峠を越えたとはいえ、土壌に染み込んでいる雨の状況、水の状況を考えますと、まだまだ土砂災害の発生する恐れは去っていないという緊張感を持つことが大事だと思います。ぜひですね、マスコミの皆さんにも力をお貸しいただきまして、それぞれの市町が現場で状況把握しながらですね、避難勧告等の指示、情報を出していくようになりますので、県民の皆さんにおかれましては、ご自身の判断ではなく、本当にそういった指示に従ってですね、たとえ無駄足になろうとも、避難というのは最優先でお考えいただきたい。それが命を守ることに直結をすると思いますので、ぜひ、このことだけはよろしくお願い申し上げたいと思います。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 西予市野村地区をはじめ、多くのところでまだ住民が孤立しているところもある中、関係機関が連携した対応が、かなり重要になってくると思うが、どういった形で連携していきたいか。

 

(知事)

 そうですね。あの、今日一日の状況を見ても、非常に、それぞれの機関が持ち味を生かした連携がしっかりとできているかなということは感じています。もちろん条件がありますので、本当に全てがうまくいっているわけではないんですけれども、可能な限りの連携というのは、できているのではないかなと思いますので、この経験とチームワークを生かしていくことが大事だと思っています。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 今後の対策本部の対応は、どういった流れで。

 

(知事)

 本当に、24時間待機状態ということで、私も構えていますし、職員もローテーションをしっかり組んで、さっき会議の中でも申し上げたんですが、やはり人の命を救う重要性、これは県政にとって、県民の命を守るというのは最重要課題ですから、それをしっかりと行うためにも、職員自身も健康管理に気を付けないといけないので、そこはそれぞれの部署の幹部がローテーションを組んだりですね、しっかりとした対応ができるように組織として体制を整えてもらいたいと思っています。

 

(朝日新聞)

 西予市野村町の冠水について、今朝、肱川の上流にある野村ダムが放水量を増やして、その後、肱川が氾濫して冠水してしまったが、その点については、どう考えているのか。

 

(知事)

 これはちょっとまだ詳しい話が私のところに上がってきていないので、ちょっとコメントはまだできないんですけれども。本当に難しい判断だと思います。もちろん、その放水の状況、マネジメントを間違えるとですね、逆に決壊ということにもつながりますし、そのあたりの判断というのは、現場現場で、どうすればいいか、どうだろうかっていう本当に悩みながら下しているのではないかなと思います。

 

(愛媛新聞)

 今回、多くの方が犠牲になったが、犠牲者の発表が匿名で、実名を公表していない理由は何か。

 

(知事)

 これはちょっと、どうなんだろうかね。個人情報のこともありますし、慎重な判断をせざるを得ないと思っていますけれども。

 

(愛媛新聞)

 実際に尊い命が犠牲になった痛ましさが、より読者に伝わり、受け止めた方が、こんな痛ましいことが起きて、またこの経験を踏まえて次の備えにつなげようというような思いを思ってもらうには、匿名よりもより実名の方が訴求力があると考えるが。

 

(知事)

 そういう考え方もあると思いますが、やはりいろんな考え方があると思うので、トータルで慎重に考えるべきではないかなと思います。

 

(共同通信)

 南予など被害が激しい地域に、中村知事自身が現地視察等に行く意向はあるか。

 

(知事)

 今ですね、逆に私がこの段階で行くとですね、その対応に追われることにもなりますから、しっかりと待機しながら、全ての情報を収集し、判断を下すということがベストな選択ではないかなというふうに思っています。それは、時機を見てということは考えられますけれども、この段階というのは、まさに全県にいろんな被害が出ている、そしてまた、これからも出る可能性があるという段階では、今、そこに向かうということは考えてないです。

 

(共同通信)

 情報収集が最優先ということだが、それによって全体像が見えてきた段階で視察に行くという考えはあるか。

 

(知事)

 まだまだ今は、人命救助が第一。その後に復旧の仕事もしなければいけません。それから復興の仕事もしなければいけません。そういった中長期的なスパンで考えていく必要があるのではないかなと思っています。


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