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知事に寄せられた提言(5年8月)

ページID:0015182 更新日:2023年9月15日 印刷ページ表示

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令和5年8月の主な提言

  1. ラグビー日本代表の国際試合の開催誘致について
  2. 殺処分減少に向けた取り組みについて
  3. 教員免許状がなくても講師を認定できる制度及び障がい者の就職支援について
  4. 愛媛県の国際人を育成する教育について

1 ラグビー日本代表の国際試合の開催誘致について

提言

 2019年には日本におきまして、ラグビーワールドカップがおこなわれ、全国的にラグビーブームに沸きあがりました。しかし、その後の新型コロナの影響で、数々のスポーツ活動がストップし、特にコンタクト競技であるラグビーは活動を停止し、一時的にラグビー人気も下降致しました。折角ワールドカップをきっかけに、ラグビーをはじめた子供たちも増加し、県内のラグビー界においても未来に向けて明るい兆しが見られたかと感じておりましたが、競技離れが進み、改めて何かのきっかけが必要な時期かと感じております。また四国は、長年ラグビー不毛の地と言われてきたそうです。しかし、近年では、松山聖陵高校ラグビー部の全国での活躍など、もっと長期的に地域一丸となって盛り上げてあげられればと感じております。今年3月に砥部町にて行われた四国初の『ジャパンラグビーリーグワン』公式戦も観戦に行きましたが、まだまだ来場者も少なく、県民の感心も薄いなと思いました。折角四国初で行われたイベントも事前PR活動も弱く、もう少し地域をあげてサポートすることも出来れば、さらに集客できたのではと感じております。ラグビーに関しては、『にわか』と言われる一般のファン層が数多くいらっしゃり、その方々の関心はまずは日本代表戦にあります。先日、熊本市で行われた日本代表戦に観戦に行きましたが、たくさんの観客、たくさんの子供たちが来場し、とてもラグビーを楽しんでいました。一般の方々がラグビーに関わるには、国際試合に触れることが文化を生み出すには必要だと改めて感じることが出来ました。また私たち以外にも、関東や関西を中心に観光を兼ねて、数多くの観客が来場しておりました。観光地を中心に経済効果も大きかったと思われます。またこのイベントをきっかけに熊本県内のPR効果も大きかったのではないでしょうか。ご存知かも知れませんが、この度公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が2024年から2026年に日本国内で開催する日本代表戦(15人男子)の開催地の公募を発表致しました。この機会に愛媛県において、是非国際試合を開催し、スポーツ王国えひめの更なる発展、愛媛県内におけるラグビー界の発展を期待しております。何卒ご検討賜ります様、宜しくお願い申し上げます。

回答

 トップアスリート等が出場するスポーツイベントの県内開催は、県内選手や競技団体にとって、ハイレベルな競技や大会運営が間近で体験できる貴重な機会であり、競技力向上につながるほか、観客動員による交流人口の拡大や経済効果が期待できることから、本県では、えひめ国体のレガシーを最大限に活かし、誘致活動や大会開催支援に積極的に取り組んでいるところです。
 ラグビー日本代表の国際試合の開催誘致については、主体的役割を担う県内競技団体の意向や熱意が最も重要となるため、今回いただきました貴重な御意見を愛媛県ラグビーフットボール協会と共有し、今後の参考にさせていただきます。

2 殺処分減少に向けた取り組みについて

提言

 犬猫の殺処分数は、全国的にみて愛媛県は多くどうにかできないものかと心を痛めてます。岡山県は、殺処分ゼロみたいなので、愛媛県もゼロに出来るのではないでしょうか?やや突拍子のない提言になりますが、それは、北条沖の鹿島に保護猫の住処を作ってみたらどうでしょうか?私が小さい頃は、鹿島は海水浴やなんかで賑わいをみせてましたが、今は、島の半分は通行止めのまま、食事をする場所も寂れ…釣りをされる人が渡し舟をつかわれる程度になってます。大洲沖の青島みたいに、猫がいる島にして色んな人が訪れる場所になればいいと思います。場合によれば、観光場所として再度脚光を浴びるのではないでしょうか?猫と触れ合え、鹿もいてるし、キャンプ場等も併設し、屋外バーベキュー等も楽しめ、海ではスキューバダイビング…賑やかになれば、地域の活性化、経済効果も高まり、殺処分ゼロを目指す府県として、全国的にも注目されると思います。他愛もない思いつきですが、故郷、愛媛県の発展に寄与したいと思っております。宜しくお願いします。

回答

 本県では、本年3月に、譲渡数のさらなる増加を目的として、動物愛護センターに犬猫を個別飼養できる施設や動物と譲渡希望者をつなぐマッチングルーム等を整備したほか、新たに譲渡予定動物への馴化訓練や不妊去勢手術の実施などに取り組んでいるところです。
 また、不幸な犬猫を減らすため、犬猫への不妊去勢手術や所有者明示の必要性、猫の室内飼育のメリット等、適正飼養に関して周知啓発しているほか、飼い主のいない猫に不妊手術を実施する公益社団法人愛媛県獣医師会の事業に対し助成を行うなど、様々な取組みを推進しています。
 現在、県では動物愛護センター以外に犬猫の飼養施設を作る予定はありませんが、収容される犬猫を減らす対策を行うと共に、新たに整備した施設等を十分活用して譲渡を促進することで殺処分される不幸な命を減らし、人と動物が共生する豊かな地域社会を確立したいと考えておりますので、御理解をお願いします。

3 教員免許状がなくても講師を認定できる制度及び障がい者の就職支援について

提言

 見奈良特別支援学校の講師不足への対策知己より学校の現状を聞き及び、現場で教鞭に携われる方の一方ならぬ苦労を知り、何とか出来ないものかと提言するに至りました。まず、現状は講師不足が危急の課題です。例えば、講師一人で障害児童を5人見なくてはならず、掴みかかってくる者、物を投げてくる者の対応はもとより、トイレの介助やオムツ交換等、挙げ句、休み時間も生徒の支援をし、トイレにも行けず膀胱炎になったり、授業準備で手当もなくサービス残業し、休みの日でも教材の買い出しに行ったり奔走されてます。例年、新規採用や見習いがあっても、あまりの仕事量の多さに講師を辞めたり、歯を食いしばり頑張っても、仕事の苦悩から精神障害となり辞職を余儀なくされたり、本当に大変な苦労をされてます。以前は、生徒を見守る人の採用もあったけど、今はその制度すら排除されている現状です。少し突拍子もない提言ですが、その一つとして、教師免許がなくても県が講師を認定できる制度を作り、認定講師として勤務は支援学校限定とする。その二として、産業科の制度又は障害児童でも、教師が、補助職員としてやっていける者を准講師とすれば、生徒のことは生徒が一番理解出来るので、補助者としては最適と思われます。また、見奈良を卒業し、企業に就職しても長続きせず、将来を見失ってしまう子もいるそうです。障害等のハンデをプラスに考えて障害者等も社会貢献できる未来を与えて欲しいと思います。冒頭に書きましたように、教師、講師は一方ならぬ苦労をされております、どうか講師不足の実態に目を向け、真摯な対応と対策を樹立されますように望みます。愛媛県に住んで暮らして良かった!と言う県に、我が故郷が一歩一歩前進されますよう切に願います。どうぞよろしく、ご検討をお願いします。

回答

 御意見に関しまして、県教育委員会に確認しましたところ、
「『教員免許状がなくても県が講師を認定できる制度』の御提案については、講師は国の法律により、教諭に準ずる職務に従事すると定められており、教員免許状を保有している必要がありますので、通常、免許状を持たない者を講師として配置することはできません。なお、現行法の枠組みにおいても、教員免許状を持たない者に対して、一定の条件を満たせば特別免許状を授与する制度や特別非常勤講師として授業の一部を担当することができる制度もあることを申し添えます。講師を含む教職員については、国の法律に基づき適正な人数を配置しておりますが、御指摘も踏まえ、特別支援学校をはじめとする県立学校の教職員の勤務状況を少しでも改善できるよう引き続き努めてまいります。」
とのことでした。
 なお、障がい者の就職について、県では現在、障害者就業・生活支援センターに専任のマッチングサポーターを配置し、就業先企業への定期訪問によりフォローアップを行うなど、職場定着支援を実施しているほか、県内企業を対象に、障がい特性に応じた合理的配慮や施設整備等の好事例・実務のノウハウを学ぶセミナーを実施しています。
 加えて、障がいのある方に配慮した就業規則の整備や、多様な働き方の導入をサポートする専門家を派遣するなど、障がいがあっても働きやすい職場づくりの支援に取り組んでおります。

4 愛媛県の国際人を育成する教育について

提言

 東京都立国際高等学校や広島県立叡智学園のような子供たちが海外に向けて飛び立てるような国際コースのある学校を、少人数でもパイロット的にでもいいので県内に設立していただけないでしょうか?これらの学校は、国際バカロレア(IBコース)があり、各々の授業を完全英語での実施、帰国子女の積極的受け入れ、オックスフォード等の海外の大学への進学等、生徒が真の国際人として活躍できる実用英語を身に着ける環境に特化しています。愛媛県では残念ながら大部分の授業を英語で実施している学校はなく、また、バカロレア(IBコース)もありません。愛媛県より小規模な沖縄県ですらIBコース併設の学校があるのです。愛媛が真の教育県であるならば、秋山兄弟や明治の偉人が若くして異国の地へ留学したように国際人としての最低限のスキルである英語力養い、世界に羽ばたけるチャンスを子供たちのために作って頂けないでしょうか?大学に入ってからの留学は遅いとの意見があるのも事実です。他県で出来て愛媛県で出来ないはずがありません。よろしくご検討をお願いします。

回答

 御提言に関しまして、県立高校を所管する県教育委員会に確認しましたところ、
「御指摘のとおり、本県に国際バカロレア認定校はございませんが、全ての県立高校及び中等教育学校が、国際理解、国際貢献等の在り方に関する研究、国際教育の振興を目的として設置された「愛媛県高等学校国際教育研究協議会」に加盟し、同協会においてリーダー研修会や研究発表会等を実施することにより、国際理解と国際協調の精神を涵養し、主体的・積極的に行動できる有為な人材の育成に注力しているところです。
 また、本県においては、本年3月に策定した「県立学校振興計画」において、豊かな国際感覚、実践的コミュニケーション能力、国際的な舞台で発信する力などの育成を目的として、新たに今治西高校に国際科、松山西中等教育学校に普通科国際コース、宇和島南中等教育学校と宇和島水産高校が統合してできる宇和島南高校(仮称)に総合学科国際系列を設置することとしており、より充実した国際理解教育を行っていくこととしております。
 これらの学校では、国内外の大学や企業などとの連携による探究活動を取り入れたカリキュラム編成により、子供たちが確かな語学力とグローバルな視野を身に付けることを目指しており、引き続き、世界や地域で活躍できる人材を育成して参りたいと考えています。」
とのことでした。


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